イサム・ノグチ委員会

IN委員会の活動内容

イサム・ノグチは20世紀の代表的な彫刻家です。彫刻だけにとどまらず、野外庭園や、商業デザインなどを含む広い芸術分野で活動しました。晩年の約20年は、牟礼に制作の拠点を置いて、ここから世界に作品を送り出しました。
私達は彼が愛した牟礼の原風景を大切にし、彼が求めて止まなかった美の追求の心を学ぶことを目的に活動してきました。
IN委員会のINは、イサム・ノグチの頭文字です

生誕百年の記念
2004年はイサム・ノグチの生誕百年の記念の年でした。
アメリカでは、早くから彼の偉業を称える切手が発行されていましたが、日本でも、昨年11月に文化人切手として発行されました。

空港のモニュメント
香川の空の玄関、高松空港にはイサム・ノグチの最後の作品「タイム・アンド・スペース(時間と空間)」があります。
彼は讃岐に広がる原風景をとても愛していました。

牟礼の原風景
私たちは、自分達が知らなかった、故郷の美しさを再認識させてくれたイサム・ノグチの業績を勉強しようと、中学校や町内会に働きかけました。

庭園美術館を訪れた牟礼中学校の生徒
IN委員会の企画のひとつに中学校の総合学習への協力があります。
その中で庭園美術館を訪れた中学生は、巨匠の作品をその制作現場で間近に見ることができて、大感激でした。

生徒達の制作実習
抽象芸術への理解を進めるために、牟礼中学校では総合学習で専門家の指導による制作実習をしました。
その作品が総合学習の発表会場を飾りました。

町内会での出前講座
町内会の要請に応じて、出前講座を開き、イサム・ノグチの作品や、香川との関係について勉強しました。
このような試みを重ねることによって、町内でのイサム・ノグチへの関心は高まりました。